DSJ2018(デジタルサイネージジャパン2018)に行ってきました。
DSJとは、年に一度のデジタルサイネージにフォーカスしたイベントで、最新技術や活用方法などを知ることができます。
その中の「Digital Signage Award 2018」という表彰式も大変注目されるところではありますが、今回はグランプリに関わらず目に留まった作品をダイジェストでご紹介させていただきます。
BOEジャパン株式会社
こちらは、DSJ 2018 Booth Award のグランプリを受賞した BOE ジャパン株式会社のブースです。
鮮明なディスプレイが特徴的ですね。
ブースの中央にある大型デジタルサイネージは、ド迫力です。
株式会社ブリッジリンク
こちらは、株式会社ブリッジリンクのブースです。
球体のデジタルサイネージに映る地球が美しいですね。
すぐ右側には、映画館ができてしまいそうな超巨大ディスプレイが設置されていました。
220インチと言われてもパッとしませんが、こんなに大きいのですね。
パナソニック株式会社
こちらは、パナソニック株式会社のブースです。
ディスプレイの上から水が流れる実験が行われています。

雨に濡れても綺麗に映りそうです。
火災時に表示を自動で切り替えて、避難誘導するシステムが展示されていました。
これから、様々な場所で活用されていくことが予想できます。
こちらは、タッチパネル搭載のインタラクティブタイプのデジタルサイネージです。
ただの地図だけでなく、お店の混雑情報なども知ることができます。
さらに多言語化もされているので、外国人観光客の案内に活用できます。
東京オリンピックが近づいている現在、需要はますます上がっていきそうです。
株式会社 Life is Style
こちらは、株式会社 Life is Styleのブースです。
Phantomという製品が大々的に展示されており、立体映像の演出は通る人の目を惹くものがあります。
球体のものもあります。
本当に光が浮いているように見えて、シンプルに面白いと感じますね。
3Dやホログラフィックなどのテクノロジーを利用したメディアは、今後も注目されていくことでしょう。
シャープ株式会社
こちらは、シャープ株式会社のブースです。
小型のデジタルサイネージがありました。
一見して普通のディスプレイに見えますが、購入したい商品のうえでICカードをかざすだけで注文ができます。
飲食店のカウンターなどで大活躍しそうですね。
こちらも一見して普通のディスプレイですが、カメラで撮影した映像をリアルタイムで放映したり、複数個所からの映像を同時に放映したりすることができます。
限定的な用途ですが、実用的な製品が多い印象です。
ソニー株式会社
こちらは、ソニー株式会社のブースです。
「今こそ、Webベースサイネージを。」というキャッチコピーの通り、インターネットを利用した配信ソリューションについて展示されていました。
こちらは、デジタルサイネージでURLを入力するだけで、Webコンテンツを放映できるというものです。
使いこなせればすごく簡単に運用できそうですね。
チームラボ(team Lab)
こちらは、チームラボのブースです。
右側に設置されたデジタルサイネージは、ユーザーの動きを感知して等身大の写真を撮ることができます。
観光スポットなどで「屋外プリクラ」のように活用できれば、とても面白いのではないかと思います。
ウィツ株式会社
こちらは、ウィツ株式会社(Wistron ITS 日本)のブースです。
様々なサイズの壁掛けディスプレイがいくつも並んでいます。
パッと見ただけでは本物の絵画と区別がつきませんよね。
マルチディスプレイにも対応しているようです。
写真では少し分かりづらいですが、ものすごく薄くて驚きました。
エプソン株式会社
こちらは、エプソン株式会社のブースです。
「こんな小さな Windows PC でデジタルサイネージ!」というキャッチコピーの通り、小型の Windows PC をディスプレイに接続することで運用するタイプのデジタルサイネージが展示されていました。
幅が33mmということなので、基本的にどんなサイズのディスプレイにも使用することができますので、個人経営などされている方には嬉しいですね。
エレコム株式会社
こちらは、エレコム株式会社のブースです。
地上デジを利用したナローキャスト放送などによって、災害時でも途切れずコンテンツを放映することができるそうです。
株式会社 協同コム
こちらは、株式会社協同コムのブースです。
屋外用のデジタルサイネージですが、がっしりとした見た目の通り優れた対候性が備わっています。
また、画像からも分かるように輝度2500カンデラと非常に明るいです。
インタラクティブや3Dなどの最新テクノロジーも良いですが、やはり店舗などに設置されるのはスタンダードなタイプですので、今後も重宝される存在で有り続けるのではないでしょうか。
オープンフレームもあるということなので、選択の幅が広いですね。
三菱電機株式会社
こちらは、三菱電機株式会社のブースです。
ステージでは、屋内用デジタルサイネージをテーマに演劇が行われていました。
助手が製品の説明、刑事が「これは事件だ!」などとリアクションする流れで、非常に分かりやすくて面白いと感じました。
こちらが劇中で説明のあった屋内用デジタルサイネージです。
見た目は従来と変わりませんが、消費電力制御、焼き付き低減、ナチュラルカラーマトリックス、ダイナミックガンマなどの様々な機能が搭載され、かなり高性能なものになっています。
こちらは一般的なデジタルサイネージですが、SDカードを挿すだけで利用できるシステムが搭載されており、楽に運用できるようになっています。
朝日機材加工株式会社 AVAWOOD
こちらは、AVAWOODのブースです。
暖かい質感の木製サイネージスタンドが数多く設置されています。

居酒屋のエントランスなどに設置するとかなり雰囲気が出そうですね。
このデジタルサイネージはおしゃれですね。
デジタルだけど自然を感じられる製品だと思います。
3D対応のディスプレイも設置されていました。
これは上下の黒いフレームを利用した演出ですね。
今にも画面からキャラクターが飛び出してきそうです。
こういったデジタルサイネージは、コンテンツによって容易に人目を惹くことができるので、今後もどんどん注目されるでしょう。
おわりに
以上でDSJ2018のレポートになります。
今回は、3D、ホログラフィック、インタラクティブなど、最新技術を惜しみなく利用した数々の製品が並んでおり、活躍の場も集客や案内などから災害時まで、どんどんと拡大していっているように感じました。
また、一般的なスタンドタイプのデジタルサイネージに関しても高性能化が著しく、これまで以上の活躍や、技術の進化に期待ができそうです。
2019年には、もっとすごいデジタルサイネージが登場していることでしょう。